たまごの衛生管理(GPセンター)

徹底した衛生管理・品質管理

安心安全へのこだわり

「有機JAS認証」にもとづき管理生産された卵を、安心して召しあがっていただけるように、衛生管理にも尽力しています。
GPセンターでは、基本としての「一般衛生管理」、さらに、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」にも取り組んでおります。

HACCPの考え方を取り入れた衛生管理

【卵質検査】

基準を設けてハウユニット・卵殻強度・卵黄色・臭いなどの検査を実施しています。

【サルモネラ検査】

すべての鶏にサルモネラワクチンを接種しています。さらに、検査機関(西部家畜保健衛生所)の指導のもと、鶏舎、GPセンター、卵のサルモネラ検査を実施しています。サルモネラから鶏と卵を守っています。

※検査は2ヶ月毎に実施しています。

最新の検査結果が必要な場合はご要望くださいますようお願いいたします。

(尚、お取引先企業さまに限りますので、ご容赦くださいませ。)

サルモネラ検査結果書

【放射能検査】

震災による原発の事故から月日が経ち、当時よりは収束しているとも言えます。しかし、環境中に放出された放射線物質は低線量でも楽観視できない状況は、今もなお続いていると考えています。検査は、お取引のある生協様に卵を提供し、定期的に安全性が確認されています。

【水質検査】

洗卵に使用する水は、食品衛生法にもとづく26項目を定期的に実施しています。

水質検査結果書

GPセンターでのたまごの流れ

一日に約5万個~6万個の卵がセンターへ搬入されます。そのままパックに詰められるわけではありません。全ての卵が洗卵され、「キズがないか」、「汚れがないか」、「異物がないか」を厳しくチェックします。現在のシステムは非常にレベルが高く、キズや異常をほとんど検知してくれます。目に見えないレベルのキズや、卵の中に血液などの異物が混じっている、白身が水っぽくなってしまった卵まで、およそ人間の目では分からない部分までチェックしてくれます。しかし、それだけでは万全と言えません。毎日ベテランスタッフが機械の目の届かない部分を細かくチェックしています。

そして、安心安全な卵が、ようやくお取引先に応じてパック詰めされます。

人間の目と機械の目、両方を合わせて最大限の安全性を追求しています。

【すすぎ】

搬入された卵は、予備洗浄としてすすぎ水をかけられます。

さらに、卵の向きを一方向に整えます。

【洗卵・消毒・乾燥】

専用のブラシで表面についた汚れをきれいに落とします。その後、洗浄水もしくは消毒水をかけます。

【検卵(目視)】

まずは人の目で、表面の汚れ、割れ、規格外の卵を判別し、取り除いていきます。

【ひび卵検査】

表面をプラスチックハンマーで軽く叩き、反響音を判別し、目に見えないひびまで自動的に検出します。

【異常卵検査】

卵一個一個に特殊な光を照射し、卵の中に異常(血卵、無黄卵、腐敗卵など)がないか検査しています。

【パッケージ】

サイズごと正確に振り分けられ、お客様に合わせた専用容器へパック詰めします。

包装されたパックなどは、目視検査にて最終検品し、お客様のもとへ届けられます。